アプリケーション事例

プラスチックコンパウンド設備

 

コンパウンドとは、各種原料レジン(ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ABSなど)に、難燃剤、ガラス繊維などの添加物を加えることにより、高機能で高付加価値の機能樹脂を生産することです。


下図のように、重量式供給機で各物質を押出機に供給し、押出機は均質な配合が得られるように、混合は溶解状態で行われます。


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<添加物>
◆増量剤(フィラー)・・・・・炭カル,二酸化チタン,タルク,カーボンブラック
◆繊 維      ・・・・・ガラス繊維,炭素繊維
◆促進添加物
◆液 体      ・・・・・液体架橋剤,潤滑剤


<生産品の主な用途>
◆工業用プラスチック
◆マスターバッチ


工業用プラシチックとはダイカスト製品などで主原料はPP、ABS、PA、PBT、PSなどです。耐磨耗性樹脂としてこの種のプラスチックにはガラス繊維が添加されます。
マスターバッチとは、増量剤の割合の高い(70%)成型剤のことです。


<最終製品>
◆IT、事務機、家電、自動車、建材用の樹脂製品


<システム構成>
◆貯蔵中継ホッパシリコンオイルを添加します。
◆重量式供給機・・・・パウダー用、液体用
◆押出機(造粒、混合)・・・・二軸、単軸0.1-10t/hrの能力
◆乾燥、貯蔵、パッキング


<要求される供給機>
◆1%以下の供給精度
◆流動性の悪い物質の適応(二酸化チタン)
◆繊維物質の適応
◆品種切り替え時の短いセットアップ時間、素早い洗浄


メカトロンフィーダは流動性の良い顆粒状物質から流動性の悪いパウダーまで対応できる素晴らしいフィーダです。


◆流動性良い・・・・・バイブロフィーダ
◆流動性普通・・・・・コニフレックスフィーダ
◆流動性悪い・・・・・コニスチールフィーダ
◆繊 維 状・・・・・ファイバフィーダ
◆液   体・・・・・リキッドロスインウエイ